前回の記事で「ダンベル」について書かせていただきました。「ダンベル」による「利便性」や「安全性」、初心者にとっての「やりやすさ」というものを理解できたのではないかと思います。
もし「ダンベル」で安定性を十分に高めることができたそこのあなた!
次は「バーベル」を使ったトレーニングをしてみてはいかがでしょうか(「マシン」でもいいですが…)!
という訳で、今回は「バーベル」について簡潔にお話ししていこうと思います。
目次
「バーベル」とは?
「バーベル」とは、「重量挙げ」「パワーリフティング」「ウエイトトレーニング」などに用いられる「シャフト」と呼ばれる横棒の両端に「プレート」と呼ばれる円盤形の重りを取り付けて、固定した「スポーツ器具」の事を指します。要するに「ダンベル」のバーを長くしたような器具です。
プレートは自由に「着脱可能」となっていて、全体の重量を調整しながら使用することができます。両端のプレートの間隔は肩幅より「やや広く」設計されていて、シャフトを両手で持ち上げて使用します。持つ際の幅や持ち方については、種目によって異なります。
名前の由来
「バー」と「ダンベル」からの「造語」だとされています。「バー(bar)」はそのままの意味で棒で、ダンベルの「ベル(bell)」は釣鐘(鈴)を意味しており、古代ギリシャにおいて音が鳴るとうるさいため内部のぶら下がっている部分を取り外したものを持ち上げてトレーニングしたことに由来します。「バーベル」は「ダンベル」よりも新しい用語で、長い横棒を用いたことから名づけられました。
「メリット」と「デメリット」
つぎにバーベルの「メリット」と「デメリット」について説明してきます。
メリット
バーベル扱うことによるメリットは以下の通りです。
高重量を扱える
ダンベルと違い、両手で扱うことができ安定しているため、高重量のトレーニングが可能です。一般的なバーベルを使ったトレーニングでも、「大胸筋」や「大腿四頭筋」といった「ビッグ3」を狙った種目に適した器具だと言えます。
軌道の安定
「軌道が安定する」こともメリットの一つです。シャフトを両手で扱うので、一定の軌道でトレーニングができ、筋トレ初心者から上級者まで、幅広く使用することができます。
一度の多くの筋肉を鍛えられる
高重量のトレーニングでは、狙った筋肉以外の筋肉も動員するメリットがあります。例を挙げると「バーベルスクワット」で鍛えることができる部位は「大腿四頭筋」ですが、より高重量のスクワットを安定して行う場合、「大殿筋」や「ハムストリングス」なども同時に使われます。そのため、1つの種目で複数の筋肉を鍛えることができます。
デメリット
次にデメリットについて説明していきます。
可動域を広く取れない
両手で扱うため、ダンベルに比べて「可動域」が限定されます。「湾曲」タイプのバーベルを使えれば対策はできますが、そんな特殊な器具を置いているジムは少ないです。そのため、可動域を意識するなら「ダンベル」に切り替えてトレーニングをした方が良いです。
ケガのリスクが高い
高重量を扱える分、筋力以上の重量を設定してしまうため、「フォームが崩れ」や「関節への負担が増大」など筋肉や関節を痛めてしまう恐れがあります。
そのため、適切なフォームや重量設定が必要となり、軽い重さ(またはシャフトのみ)でフォームを固めて1~3ヶ月かけて徐々に重さを上げていけばよいです。
バーベルを使った種目
細かい説明は別な記事にて掲載しますので、今回は部位別のバーベルを使用したトレーニングを紹介します。
胸
ベンチプレス(大胸筋)
背中
デッドリフト(脊柱起立筋)
ベントオーバーローイング(広背筋、僧帽筋)
下半身
スクワット(大腿四頭筋、大殿筋)
カーフレイズ(下腿三頭筋)
まとめ
今回は「バーベル」についてお話しさせていただきました。
個人的には「名前の由来」がなるほどなと感心させられました。実際たまに「バーベル」を使用することがあるのですが、軸がまだまだ安定していないので重りをつけるのはまだ先かなと思っています。
私自身もですが、皆さんもこの記事を参考にして筋トレを頑張ってください!
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