「牛肉」ついての話#2

前回の記事で「牛肉」に関する知識などを簡潔にですが説明させていただきました。

今回はそんな牛肉の「部位」について紹介していこうと思います。

といっても、割とポピュラーなものだけを紹介するだけなんですけどね…。

それでは、早速いってみよう‼

牛肉の「部位」

牛肉に以下のような「部位」が存在します。今回はシンプルに「」のみです。

運動量が多く、筋肉が発達している部位です。肉質は「やや硬め」で、「シチュー」や「カレー」などの煮込み料理にすると「濃厚な出汁」が出ます。「ゼラチン質」が多い部位でもあるので、スープの「旨味」も楽しめる部位です。

肩ロース

ロース」全体の先端にある部位です。「柔らかく」適度に脂肪がのっているので、「厚切り」から「薄切り」まで、幅広い料理に利用されています。

リブロース

「肩ロース」と「サーロイン」の間にある部位です。「霜降り」も多く肉質も良いので、「すき焼き」や「ステーキ」などの「肉全体を味わう」料理に適しています。

サーロイン

背肉」の部分で運動量が少ないので、筋肉が少なく「柔らかい」部位です。皆さんも一度は…、いや何度も聞いたことがあるあの「サーロインステーキ」と言われる、肉牛の代表的な部位です。

1㎝以上」厚切りにして、がっつり食べたい部位です。

俗説によると、16世紀ごろにイギリスのヘンリー8世があまりのおいしさに「この肉に『サー』の称号(男性のナイトの称号)を与える」と言われています。

ヒレ

「サーロイン」の内側にある部位です。「脂肪」が少ないため、油で焼いたり上げたりする料理に適しています。

シャトーブリアン」と呼ばれるステーキは、ヒレの中で最も「太い」部位を使うものです。

バラ

あばら骨」の周辺にある部位です。これは前足に近い「かたばら」と後ろ足に近い「ともばら」とも呼ばれています。味は「濃厚」で、薄切りにして「牛丼」や「すき焼き」ようになります。

オーソドックスでいうと「カルビ」としても食べられています。

もも

筋肉が集まっている「赤身」の部位です。これにも「うちモモ」「そとモモ」と分けて呼ばれています。うちモモは最も脂肪が少ない部位で、「ローストビーフ」や煮込みなどに適しています。そとモモは、「ひき肉」にしたりこれも「煮込み料理」に使用されています。

ちなみに「コンビーフ」に使用されている牛肉はこの部位を使用しています。

ランプ

「腰」から「もも」にかけてある部位です。肉のきめが「細かく」、柔らかな赤身肉です。適度な脂肪で「ステーキ」や「ソテー」に適しています。

「たたき」にも使われ、ほとんどの料理に利用ができます。

すね

「ふくらはぎ」の部位で、筋肉が発達していて肉質は「硬め」です。

長時間煮込むと「コラーゲン」が溶け出して、柔らかく美味しく食べることができます。

ネック

牛が良く動かしている部分なので、脂肪が少なく赤身が多い硬めの肉質の部位です。

じっくり煮ると「コク」や「旨味」が味わえます。

まとめ

今回は牛肉の各「部位」について簡潔に紹介させていただきました。

割とポピュラーな「肉」のみを紹介しました。普段から食べている部位はどんな料理に適しているのか理解できたかと思います。

次回は「内臓」について紹介しますので、お楽しみに‼

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