皆さん、いきなりですが「鶏卵」はお好きでしょうか?
私は子供の時から「鶏卵」を使った料理に慣れ親しんできました。よく食べてのは溶いた卵を脂を敷いたフライパンに薄く伸ばして焼いた「薄焼き卵」ですかね。かなりシンプルで料理と言っていいのかわかりませんが、当時の私はこれに醤油をかけて食べるのが好きでした(今でも好きです。)。それと一番印象に残っているのは祖母が作ってくれた巨大「茶碗蒸し」です。配膳用のスプーンを使って家族みんなでお椀によそいあったのもいい思い出です。
というように皆さんも常日頃から「鶏卵」を使った料理を口にしてきたと思います。今回はそんな「鶏卵」について簡潔にお話ししていこうと思います。
「卵」とは?
私たちが食べている「卵」。よく食べられているのは「鶏(にわとり)」から生み出された「鶏卵」という食材という事はよくご存知かと思います。
では「卵」とはどんなものなのか、少し「生物学」的な説明が入りますが最初に聞いていただければと思います。
「卵」とは、動物の「卵細胞」が未授精、または受精し「胚発生」が新した状態で体外へ生み出される雌性の「生殖細胞」と付属物の総称を指します。
卵割(簡単言うと生物と形成されるための「細胞分裂」の事)を迅速に進行させることを支える「栄養素」として、「卵黄」に「タンパク質」「脂肪」「ミネラル」「ビタミン」が蓄えられているものが多く、他の生物にとって優れた栄養をもたらすことが多い。
よく「卵(鶏卵)」は「完全栄養食材」という話を聞いたことがありますが、こんなに栄養素があると確かな事実ではありますね。
鶏卵の「栄養素」
次に鶏卵の「栄養素」について説明していきます。鶏卵に含まれている栄養素は以下の通りです。
タンパク質
「肉」でも「魚」でも登場しましたが、卵にも「タンパク質」が含まれています。
タンパク質には、「筋肉」や「髪」などの体を作るために必要不可欠な栄養素です。また、代謝を上げて痩せやすい体を作る「ダイエット効果」や「疲労回復効果」も期待できます。
脂質
体にとって重要なエネルギー源でもある「脂質」も卵に含まれています。
「悪玉コレステロール」の低下させて、「動脈硬化」予防に効果がある「リノール酸」や「オイレン酸」、「レシチン」なども含まれています。
ビタミン
「ビタミンB2」と「ビタミンB12」には脂質やタンパク質の「代謝」を支える効果あり、「ビタミンD」には「骨」や「歯」を丈夫にする効果があります。また、「ビタミンA」や「ビタミンE」には「抗酸化作用」で免疫を高めてくれるなど、卵には多くのビタミンがバランスよく含まれています。
ミネラル
「ミネラル」といっても、卵に含まれている主なミネラルは「カルシウム」「鉄」「亜鉛」「マグネシウム」などがあります。
どれらも体を構成するだけでなく、体内の代謝や「生理機能」をコントロールする重要な役割を担っています。
卵の「アミノ酸スコア」
「アミノ酸スコア」という言葉をご存じでしょうか?
「アミノ酸スコア」とは、体内で合成することのできない「9種類の必須アミノ酸」が、体の必要量に対してどのくらい含まれているかを「0~100」の数値で表したものを言います。
卵には、単にタンパク質が豊富に含まれているだけでなく、たんぱく質の優良性を示すアミノ酸スコア値が「100」であることが知られています。
つまり、「アミノ酸バランスに優れた質の良いタンパク質」を含んでいるという事です。効率的にタンパク質を補給することができるので、筋トレなどの運動後にもピッタリです。
余談で…
「卵」と同じ言葉で「玉子」という言葉があります。どちらも同じ以下ではありますが、使い分けが違います。
一般的に「卵」は「生き物のたまご」の事を指し、「玉子」は「食用」のものを指します。
ただしこれを「鶏のたまご」、要するに「食用の鶏卵」に限定すると、「生」の状態のものを「卵」、「調理」された状態のものを「玉子」と分けているようです。
諸説ありますが、例でいうと加熱前の「生卵」「卵かけご飯」、加熱後の「玉子焼き」「玉子丼」といった具合です。
まとめ
今回は「鶏卵」についてお話させていただきました。
「卵」の定義や「栄養素」などといったことについて簡潔ではありましたが、理解できたかと思います。
少しでも興味を持っていただけると幸いです。
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