「魚(魚介類)」についての話

前回の記事で「野菜」や「肉」の定義や種類についてそれぞれ記事に簡潔に掲載させていただきました。

…という事は、ここまでくるともうお分かりですよね?

前置きは置いといて早速、今回は「魚介類)」について簡潔にお話しさせていただきたいと思います。括弧がついてある通り、魚は魚でも「魚介類」の方です。

「魚介類」の定義

分かっている方もいるかもしれませんが、最初に「魚介類」の定義について説明していきます。

「魚介類」(「魚貝類」とも呼ぶようです)とは、「」や「」などの「水産動物」の総称です。または「水族」とも呼びます(もしかして「水族館」の「水族」って…これ!?)。種類は様々ですが、人間の食用となる種は、「シーフード」とも呼ばれています。

余談ですが…

海藻」まで含める場合は「魚貝類」の範囲を超えている部分があるので「水産物」になります。

漢字の「」は「鎧をつけた人の形象」であり、硬い甲羅を持つ「貝」「エビ」「カニ」に使われるようになっていますが、「魚介」では「イカ」「タコ」「ウニ」といった「海藻」以外の水産物が含まれるようになっています。

「魚介類」の栄養

「魚貝類」の栄養となると、広い範囲の為すべてに共通の性質を言う事は難しいですが、以下のような特徴があります。

タンパク質

「肉」と同じ「動物性食品」なので、一般的に言えば「タンパク質」を豊富に含んでいます。特に「マグロ赤身」や「サンマ」のタンパク質は、牛肉や豚肉と比較して、人の体で利用される確率が高く、ある意味「良質なタンパク質」ではあります(痩せるのなら肉を食べるより魚を食べたほうが良いとは聞いたことがあるな)。

カルシウム

小魚類」には、「カルシウム」が豊富です。「水産物」に含まれている「ひじき」や「わかめ」にはカルシウムが豊富に含まれています。「コレステロール値」が高い傾向にあるひとにとっては、それらを意識的に選んで摂る方が良い方法です。

タウリン

タウリン」…、どこかで聞いたことがありますね…。某CMの栄養ドリング剤で聞いたことはないでしょうか?ちなみに私は毎週月曜日と金曜日に飲んでいます。…おっと失礼、話が逸れました。

魚介類(水産物)には「タウリン」が含まれているものが多数あります。特に「ノリ」「タコ」「イカ」「カキ」などにはタウリンが豊富に含まれ、補給の手段として適しています。

「タウリン」には「血圧の改善」「血栓や心筋梗塞の予防」「悪玉コレステロールの減少」「善玉コレステロールの増加」「血液中の中性脂肪の改善」「脳の発達増進」などに役立ちます。

EPAとDHA

青魚類イワシサバサンマなど)には「EPA(エイコサペンタエン酸)」と「DHAドコサヘキサエン酸)」が豊富に含まれています。

EPA(エイコサペンタエン酸)

この成分は、ほぼ「魚介類」でしか摂ることができない、健康に有用な栄養素です。効果としては、「悪玉コレステロールの酸化を抑制する」または「冠動脈疾患を予防する」効果があり、いくつかの効果が「疫学的調査」によって明らかにされています。摂取には、青魚類を直接食べて摂る方法が基本です。

そのため普段から、「健康」のために豊富に含んでいる「イワシ」「サバ」「サンマ」などの青魚類を食べる習慣にしておくことが有用で望ましいです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

この成分は、「血中コレステロール」や「血中の中性脂肪値」を下げる機能があるとされており、「心臓病」のリスクを低減させます。

また、「学習能力の向上」や「脳機能の改善」とも関連があると見られており、研究が進行中です。

「魚介類」の分類

「魚介類」を分類すると以下の通りになります。

  • 魚類
  • 貝類
  • 水産動物類(甲殻類やカメなど)
  • 海産ほ乳類(クジラなど)

ちなみに水産物の場合はこれに「海藻類」が追加されます。

まとめ

今回は「魚(魚介類)」についてお話をさせていただきました。

本当にさらっとですが、「定義」や「栄養」について何となく理解ができたのではないでしょうか?

次回は、魚介を一つずつ掲載して(「肉」や「野菜」などを交えて)いくので、楽しみしていただけると幸いです。

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