「ジャガイモ」についての話#2

こんにちは。以前、ジャガイモの栄養や特徴についてお話ししましたが、今回はその続編として、世界で食べられているジャガイモの種類についてお話ししていきたいと思います。ジャガイモは世界中で広く栽培され、さまざまな品種が存在します。それぞれの国や地域で好まれる品種が異なり、料理にも適した種類が使われています。さっそく、代表的なジャガイモの種類を見ていきましょう。

代表的なジャガイモの種類

1. ラセット(Russet) まず紹介したいのが、ラセットです。主にアメリカでよく食べられている品種で、外皮が茶色くザラザラした質感が特徴です。中身はホクホクとした食感で、ベイクドポテトやフライドポテト、マッシュポテトに最適です。ラセットはでんぷん質が多いため、揚げ物や焼き物に適しており、調理すると軽くてふわふわの食感が楽しめます。

2. キタアカリ 日本で広く栽培されているキタアカリは、黄色みがかった肉質で甘みがあります。煮崩れしにくい性質から、カレーやシチュー、ポテトサラダにぴったりです。特に、ビタミンCが豊富に含まれており、調理しても損なわれにくい点が魅力です。ホクホクした食感が特徴で、蒸して食べるのにも適しています。

3. メークイン もう一つ、日本でよく見かけるのがメークインです。細長い形状が特徴で、煮崩れしにくいため、煮物料理に最適です。食感はしっとりとしており、クリーミーな味わいが楽しめます。サラダや煮込み料理に使われることが多く、日本の家庭料理でよく見られる品種です。

4. シャドー・オブ・ブルー(Shadow of Blue) ヨーロッパで人気のあるユニークな品種が、シャドー・オブ・ブルーです。皮も中身も紫色をしており、その見た目の美しさからサラダなどでよく使用されます。紫色のジャガイモは、抗酸化作用があるアントシアニンを多く含んでいるため、健康にも良いとされています。蒸しても色が映えるため、料理の彩りを加えるのにもぴったりです。

5. マリス・パイパー(Maris Piper) マリス・パイパーは、イギリスで非常にポピュラーな品種です。特にチップス(フライドポテト)やローストポテトに適しており、その軽くてホクホクとした食感が特徴です。イギリスの伝統料理である「サンデーロースト」にも欠かせない存在です。

6. ベルラ・デ・ベルナ スイスの伝統的な品種、ベルラ・デ・ベルナは、スイス料理に欠かせない存在です。特に、フォンデュやローストに使われることが多く、でんぷん質が少なくしっかりとした肉質が特徴です。ベルラ・デ・ベルナは、濃厚な味わいが楽しめるため、シンプルな調理法でも風味がしっかり感じられます。

7. デジレ(Desiree) デジレは、ヨーロッパでよく見られる赤い皮が特徴の品種です。中身は黄色で、しっとりとした食感があり、煮物やサラダに向いています。特にスープやポタージュに使われることが多く、クリーミーな味わいが特徴です。皮がしっかりしているため、揚げ物にも適しています。

まとめ

このように、世界には非常に多くの種類のジャガイモが存在し、それぞれの特徴を生かした料理が楽しまれています。ジャガイモは、栽培が簡単で栄養価も高いため、古くから世界中で親しまれてきました。前回お話しした栄養面に加え、今回紹介した各品種の特徴を知ることで、さらにジャガイモの魅力を楽しむことができるのではないでしょうか。

それでは、また次回、ジャガイモに関する新しい話題をお届けできることを楽しみにしています。

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